まず、富山県を代表する進学校と言われている御三家の高校の合格実績の資料を掲載しておきます。
富山中部高校 https://www.inter-edu.com/univ/2020/schools/417/jisseki/
高岡高校 https://www.inter-edu.com/univ/2021/schools/398/jisseki/
富山高校 https://trendk.link/7389.html/
浪人生の数は富山中部高校で120人程度、高岡高校で80人程度と聞いています。
富山中部高校が一人勝ちのように思われる人もいると思いますが、富山大学附属中学校の卒業生の多くが富山中部高校に行くようになっているので、そのような結果になっていると考える人が多いようです。
東京大学の合格ランキングを見てみると、筑駒を除くと上位10高校の中に入る公立の高校は9位の東京都立の日比谷高校のみです。つまり上位に行けばいくほど、中高一貫校が多いといえます。6年計画でと言いますが、実質5年で全ての教科を学び終えて、高3の1年間は予備校で入試対策のようなカリキュラムと地方の高校のように高3の11月にようやく選択科目の理科や社会を終えるカリキュラムとの違いは大きいと言えます。ここでは東大に絞って話していますが、他の難関大学や医学部受験でも同じようになるでしょう。ただ富山県と同じように中高一貫があまりない県も多いのですが、公立の高校から東大の合格者も数の上では4割程度いるようです。どうしてもカリキュラムと意識の関係で仕上がりが遅いので、なんとか滑り込むような入試にならざるを得ないのが現実です。
小学生・中学生の皆さんは高校受験に向けての勉強をしていますが、少し考えてみる必要があると思います。生徒一人ひとりの学力や生徒・保護者の意識は異なるわけですから、生徒によっては小学生・中学生の頃から大学受験に向けての勉強というふうに意識を変えてみてもいいのではと思います。
数年前に実際にあった話ですが、小学生の頃から算数と英語の勉強を始めて中学3年までに高校数学を終え、英語は英検1級に合格した生徒がいました。高校では先にやったって、後で抜かれるのにって言っていた先生もいたようですが、物理も化学も先取りで勉強して東京大学の理科Ⅲ類に見事合格しました。
もちろんライバルは全国にたくさん居たわけですから、気を緩めることなく勉強していくことができました。高校での成績に満足せず、全国のライバルとの競争意識を持ちたいものです。
G-4GP803WM88