呉西地区では
高岡高校の倍率が高かった。普通科で1.09、探究科学科で1.21と厳しい入試になりそうだ。その分、高岡南高校1.02と砺波高校1.03と倍率が下がった。高岡地区では大門高校の倍率が1.33と特別高いのが気になる。倍率の高い進学校では、内申点が足りていても、入試本番でのミスは許されない。大きなミスをしないで普段通りの答案が書けるように、落ち着いて取り組んでもらいたい。
呉東地区では
富山中部高校と富山高校では全く異なる様相を示している。富山中部高校では普通科1.00、探究科学科1.63、富山高校では普通科1.29、探究科学科0.94。これは特別な力学が働いているということなのだろうと思う。昨年の入試での富山中部高校の東大合格27名という実績が保護者や生徒に大きな期待を抱かせたのかも知れない。とはいえ、実際は現役17名、浪人12名というように、浪人の合格が寄与していることを忘れてはならない。とはいえ、この探究科学科の倍率は入学してくる生徒の学力の高さを保証していることは紛れもないことだ。3年後の入試に大きな期待が寄せられる。ただ、呉東地区の異常なのはこれにとどまらない。富山東高校の普通科の倍率が1.35、呉羽高校の倍率が1.37と進学校の倍率が呉世地区に比べると、かなりの差があるのは何故なのだろう。呉西地区は生徒の数に比べて、高校の数が少ないとでもいうのだろうか。